こころのストレスがからだに反応としてでるというイメージは湧きにくいかもしれません。
からだへの反応の出方として大きく分けて3つの経路があります。それぞれ出やすいスピードが違います。まず、一番早く反応がでやすいのが自律神経系の反応です。これは、人前で話す時をイメージするとわかりやすいのですが、胸がどきどきしたり、トイレが近くなったり、息苦しさを感じたりなどといった症状で出てきます。
次に、内分泌系の反応ですが、これは腎臓の上にある副腎という器官から、副腎皮質ホルモンというストレスに抵抗するホルモンが放出されます。
ステロイドとも呼ばれ、炎症が強いときなどにお薬としても使用されますが、副作用として、感染を起こしやすくなるなど大きな問題があります。
最後に、免疫系の異常が出現します。放置すると免疫力が低下し、ガンや白血病など重い体の病気になることが言われています。